1月上映「できる - セ・ポシブル」座談会
2020年01月27日
1月上映「できる-セ・ポシブル」。
2回の上映のうち、最初の座談会の様子をスタッフ晶子さんがまとめてくれました。
2回目の座談会は、スミマセン、話に夢中になってまとめることができておりません…。
北風びゅーびゅー吹く日でしたが、会場にお越しくださったみなさん、チラシなどのご協力をいただいたみなさん、1月の上映も終わりました。
ありがとうございました♪
わたしが参加した昼の上映後のお話会の内容をシェアします。
昼の上映には、初めましての方も多くいらしていました
お話会には女性3名、男性1名、スタッフ3名で濃い話ができました。
まずは、4年目を迎え、つきいちシネマ発起人・杉浦まさこさんから
・1月なので、ポジティブな作品を選びました。4年目も頑張らずに続けたいです
・初めて来ました。新聞で見て。いい映画でした。
・ちょっとまとまりが感じられない映画だった。
「システムに人間が動かされるのではなく、人間が動くことによってシステムが生まれる」という言葉が印象に残った。
・さっき図書館に行ったらチラシを見てピピッときて来ました。
書き留めておきたい言葉がたくさん。暗闇で書きました。
「地球はシェアハウス」
「すべてが他人事なのが問題」「関係性を取り戻す」「路上で生活しているのが弟だと思ったら」
ちょっと見方を変えれば他人事ではなくなる。
小さなことでも心がければ世界は変わると言うが、実際は自分1人くらい動いてもダメだろうと思っている所もあった。でも今日はヒントをもらった。
・いつも「自分には何ができるんやろう」と思っているけど「自分ごととしてとらえる」ことも、こういう取り組みを知ることも「できること」
日本にもいろんな取り組みがあって、高山でもあったら参加したい。
ひとつ自分で思っていたこと…それは畑。家にあるので今年はできるようになりたいと。
働かないと収入がない恐怖に支配されている。でも最近「ちょっとはなんとかなるかな」と思い始めた。
政治も他人事ではない。選挙に行くなど。できることがある。
・楽しそうやで、来ました
社会は不安でいっぱい。負の情報は見始めると不安になるので見ないようにしている。
三宅洋平の言うことがすごくわかった。わたしも音楽が好き。音楽で伝える。政治に対してあきらめている人にも。
ずっと不安の中で育ってきた。家族という基盤がない。
食・電気、すべを知らないから不安だった。だけど、勉強すること、知ること、つながり合うこと(ここにもいろんな人がいる!)をしていけばいい。今日観られてよかった。
(スタッフまさこさん)・今回の映画はみなさんが意図を見事にわかってくださった。わたし自身がハードな映画が好き(さっきの方が「泣いちゃうかも」と)。それは、世界はつながっていて他人事じゃない、それを知って欲しいという思いから。
大人が「未来がない」と語るのは子どもにとってよくない。
確かにまとまりがない映画だったと思ったが、2回目に観たら80日間の旅を凝縮するのは無理があるし、受け取るばかりでなく「気になったら自分で調べろよ」ってことなのかなって思った
すると「初心者にはよかった。いろんな人がいるとわかって」と言われる方も。
・出てこられたテンダーさんの「わが家電力」の話とか、コンポストトイレのこととか「もっと見せてよー」とも思った。
・事実は知る必要があると思うけど、希望のない終わり方の映画はツライ…←「監督さん次第かなー」「この映画も撮り方次第で思い映画になったかも」「不安を入り口にするのも手段のひとつかも」などの映画についての話もいろいろ…
・行き当たりばったりの彼らの旅は、彼らの生き方そのままなのかも
フランスは原発依存の高い国。3・11後の日本に興味をもつのは自然の流れかも。気になるのは西日本ばかり旅していること。東日本にもたくさん動きはあるはずなのに、やっぱり行きたくなかったのかなぁ。。。
国連が提唱しているSDGsに絡めたら広がるのになぁ。
ここでワタクシ恥をしのんで、「あのーパーマカルチャーって何ですか?」と質問。
「永続的な農業ってことじゃないかなぁ」
「頭にかけるパーマみたいにくるくると循環しているイメージ」
「頭のパーマは櫛でといても髪型が持続するからパーマネントだと思います」
とのことで、パーマのように持続する・循環する農業!とイメージできました
・身の回りに「地域おこし協力隊」からその地域に住みついて、ゲストハウスをやったり、パーマカルチャーをしている人がいるが、コミュニティの中で収まってしまっていて広がりを感じない。
電気は当たり前にあると考えていたり、今まで通りの生活が続くと思っている人たちからは「変人扱い」
自分はその中間あたりをウロウロしている。
全てを手放して新たなパーマカルチャー的な生活をする勇気もない。
でも、映画の中では東京で暮らしながらでも地球に負荷をかけない生活をしようとしている人が出ていた。
極端でなくてもいいんだ、全てを手放さなくていいんだ!
・でも「今までの生活が当たり前につづく」と思っている人たちとの意識の差は感じる。伝えていくのが難しい。
・ちょうど図書館でこんな本を見つけて読んでいた『雇用なしで生きる』
というのも、働かないで家にいる息子がきっかけ。
わたしも不安なことばかり言いたくなってしまうが、自分もそこに入ってみようと借りた本。
くるくるショップのことも書いてあった。
何かを気づかせるために変化する。変人ではなく必要な人。
いつか少数派の人たちが多数派になった時、「どうして働いているの?」と言われるようになるかも。
・保険はどうするの?年金は?
そういう不安を受け止めてくれるのは、政治の役割のはず。
・「ベーシックインカム」
生きるために必要なことは保証されなくてはいけないという考え方。
この先GNPが上がり続けるわけはない。GNPが上がり続けるという考え方は無理があり、歪みを生む。
50年前に比べて手にするお金は増えているはずだが、少子化は止まらない。不安だから。
昔はたばこやさんや自転車屋さんなど、それだけで生活していたが、どうして生きていられたのか。
→「コミュニティがしっかりしていたのかな」
・テレビ番組で「こんなところに日本人」とか「ポツンと一軒家」とか、好きで観ている。長い間に築かれた助け合いの様子にほっこりしてうらやましい。
自分だったら、「お返しどうしよう」とか忖度してしまう。
・今はなんでもお金に換算されてしまっていますね。
・今年の冬の暖かさは、今までの「気のせいかな」と済ませがちだった異常気象を肌で感じている。
ジャーナリストの筑紫哲也さんが「戦争のような最大の贅沢をする余裕はもうない」と言っていたが、対話をして解決するしかない。
そのほか、高山市内でこれから計画されているホテルのことや、インフラについての話。
高山でのいい取り組みがなかなか広がらない話。
まちの「動脈」「静脈」の話(お知り合いの書いておられた文章から)
などなど、話はつきませんでした。
わたしは帰ってからまたいろんなことを考えました。
これを読んで、また思うところのある方は、ぜひまた上映会でお話をお聞かせください
来月の『世界でいちばん美しい村』もぜひお楽しみに♪
2月29日土曜日 午後1時半、午後7時 2回上映です。
2回の上映のうち、最初の座談会の様子をスタッフ晶子さんがまとめてくれました。
2回目の座談会は、スミマセン、話に夢中になってまとめることができておりません…。
北風びゅーびゅー吹く日でしたが、会場にお越しくださったみなさん、チラシなどのご協力をいただいたみなさん、1月の上映も終わりました。
ありがとうございました♪
わたしが参加した昼の上映後のお話会の内容をシェアします。
昼の上映には、初めましての方も多くいらしていました
お話会には女性3名、男性1名、スタッフ3名で濃い話ができました。
まずは、4年目を迎え、つきいちシネマ発起人・杉浦まさこさんから
・1月なので、ポジティブな作品を選びました。4年目も頑張らずに続けたいです
・初めて来ました。新聞で見て。いい映画でした。
・ちょっとまとまりが感じられない映画だった。
「システムに人間が動かされるのではなく、人間が動くことによってシステムが生まれる」という言葉が印象に残った。
・さっき図書館に行ったらチラシを見てピピッときて来ました。
書き留めておきたい言葉がたくさん。暗闇で書きました。
「地球はシェアハウス」
「すべてが他人事なのが問題」「関係性を取り戻す」「路上で生活しているのが弟だと思ったら」
ちょっと見方を変えれば他人事ではなくなる。
小さなことでも心がければ世界は変わると言うが、実際は自分1人くらい動いてもダメだろうと思っている所もあった。でも今日はヒントをもらった。
・いつも「自分には何ができるんやろう」と思っているけど「自分ごととしてとらえる」ことも、こういう取り組みを知ることも「できること」
日本にもいろんな取り組みがあって、高山でもあったら参加したい。
ひとつ自分で思っていたこと…それは畑。家にあるので今年はできるようになりたいと。
働かないと収入がない恐怖に支配されている。でも最近「ちょっとはなんとかなるかな」と思い始めた。
政治も他人事ではない。選挙に行くなど。できることがある。
・楽しそうやで、来ました
社会は不安でいっぱい。負の情報は見始めると不安になるので見ないようにしている。
三宅洋平の言うことがすごくわかった。わたしも音楽が好き。音楽で伝える。政治に対してあきらめている人にも。
ずっと不安の中で育ってきた。家族という基盤がない。
食・電気、すべを知らないから不安だった。だけど、勉強すること、知ること、つながり合うこと(ここにもいろんな人がいる!)をしていけばいい。今日観られてよかった。
(スタッフまさこさん)・今回の映画はみなさんが意図を見事にわかってくださった。わたし自身がハードな映画が好き(さっきの方が「泣いちゃうかも」と)。それは、世界はつながっていて他人事じゃない、それを知って欲しいという思いから。
大人が「未来がない」と語るのは子どもにとってよくない。
確かにまとまりがない映画だったと思ったが、2回目に観たら80日間の旅を凝縮するのは無理があるし、受け取るばかりでなく「気になったら自分で調べろよ」ってことなのかなって思った
すると「初心者にはよかった。いろんな人がいるとわかって」と言われる方も。
・出てこられたテンダーさんの「わが家電力」の話とか、コンポストトイレのこととか「もっと見せてよー」とも思った。
・事実は知る必要があると思うけど、希望のない終わり方の映画はツライ…←「監督さん次第かなー」「この映画も撮り方次第で思い映画になったかも」「不安を入り口にするのも手段のひとつかも」などの映画についての話もいろいろ…
・行き当たりばったりの彼らの旅は、彼らの生き方そのままなのかも
フランスは原発依存の高い国。3・11後の日本に興味をもつのは自然の流れかも。気になるのは西日本ばかり旅していること。東日本にもたくさん動きはあるはずなのに、やっぱり行きたくなかったのかなぁ。。。
国連が提唱しているSDGsに絡めたら広がるのになぁ。
ここでワタクシ恥をしのんで、「あのーパーマカルチャーって何ですか?」と質問。
「永続的な農業ってことじゃないかなぁ」
「頭にかけるパーマみたいにくるくると循環しているイメージ」
「頭のパーマは櫛でといても髪型が持続するからパーマネントだと思います」
とのことで、パーマのように持続する・循環する農業!とイメージできました
・身の回りに「地域おこし協力隊」からその地域に住みついて、ゲストハウスをやったり、パーマカルチャーをしている人がいるが、コミュニティの中で収まってしまっていて広がりを感じない。
電気は当たり前にあると考えていたり、今まで通りの生活が続くと思っている人たちからは「変人扱い」
自分はその中間あたりをウロウロしている。
全てを手放して新たなパーマカルチャー的な生活をする勇気もない。
でも、映画の中では東京で暮らしながらでも地球に負荷をかけない生活をしようとしている人が出ていた。
極端でなくてもいいんだ、全てを手放さなくていいんだ!
・でも「今までの生活が当たり前につづく」と思っている人たちとの意識の差は感じる。伝えていくのが難しい。
・ちょうど図書館でこんな本を見つけて読んでいた『雇用なしで生きる』
というのも、働かないで家にいる息子がきっかけ。
わたしも不安なことばかり言いたくなってしまうが、自分もそこに入ってみようと借りた本。
くるくるショップのことも書いてあった。
何かを気づかせるために変化する。変人ではなく必要な人。
いつか少数派の人たちが多数派になった時、「どうして働いているの?」と言われるようになるかも。
・保険はどうするの?年金は?
そういう不安を受け止めてくれるのは、政治の役割のはず。
・「ベーシックインカム」
生きるために必要なことは保証されなくてはいけないという考え方。
この先GNPが上がり続けるわけはない。GNPが上がり続けるという考え方は無理があり、歪みを生む。
50年前に比べて手にするお金は増えているはずだが、少子化は止まらない。不安だから。
昔はたばこやさんや自転車屋さんなど、それだけで生活していたが、どうして生きていられたのか。
→「コミュニティがしっかりしていたのかな」
・テレビ番組で「こんなところに日本人」とか「ポツンと一軒家」とか、好きで観ている。長い間に築かれた助け合いの様子にほっこりしてうらやましい。
自分だったら、「お返しどうしよう」とか忖度してしまう。
・今はなんでもお金に換算されてしまっていますね。
・今年の冬の暖かさは、今までの「気のせいかな」と済ませがちだった異常気象を肌で感じている。
ジャーナリストの筑紫哲也さんが「戦争のような最大の贅沢をする余裕はもうない」と言っていたが、対話をして解決するしかない。
そのほか、高山市内でこれから計画されているホテルのことや、インフラについての話。
高山でのいい取り組みがなかなか広がらない話。
まちの「動脈」「静脈」の話(お知り合いの書いておられた文章から)
などなど、話はつきませんでした。
わたしは帰ってからまたいろんなことを考えました。
これを読んで、また思うところのある方は、ぜひまた上映会でお話をお聞かせください
来月の『世界でいちばん美しい村』もぜひお楽しみに♪
2月29日土曜日 午後1時半、午後7時 2回上映です。
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3月上映「一陽来復 Life Goes On」満員御礼ありがとうございました!
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