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8月18日のお忘れ物
2018年08月24日

「被ばく牛と生きる」18日19時からの回に参加された方(後ろから2列目)のお忘れ物です。
お心当たりの方、風屋(高山市石浦町7-466 電話0577-37-2744)にてお預かりしています。
8月上映「被ばく牛と生きる」座談会
2018年08月24日

上映会でのまとめ パート2です♪
前回は松原監督のお話でしたが、今回は協力団体のみなさん、観客のみなさんの意見をご紹介します。
1回目の上映には、特別協力として獣医の伏見七夫さんも来てくださり、市役所からの派遣として釜石で牛の飼育に関わられた時のことなどを話してくださいました。
牛には、繁殖農家と肥育農家があること。飛騨牛の育てられ方など、基本的なことから詳しく知ることができました。
「北アルプスが壁となって福島からの放射能は飛騨には影響を及ぼしていないが、日本海側の原発が同じようなことになった場合、今度は北アルプスにぶつかって飛騨の水や土壌が汚染される」
共催の「みちのく結心会」(協力団体 アニマルレスキュー飛騨にも所属)の五十嵐さんは、映画に出てくる「希望の牧場」がある浪江町から飛騨へ移住された方。
原発事故の後、何も知らされず放射能の流れる方向へ逃げたこと、避難所で子どもたちが食べたおにぎりは沢の水で炊かれたものだったことなど、胸が苦しくなるようなお話。
甲状腺の検査も指定された病院(羽島や多治見)でやるという指示、除染も帰ってきて住むという前提でしてもらえるなど。
映画の中で「ただ生きているだけ」という言葉がありましたが、代々住んできた土地や人同士のつながりをなくした多くの人たちが同じような思いをしていることを、五十嵐さんの言葉でより強く感じることができました。
高山で福島の子どもたちの保養活動をしている2団体、「青空の下つながろう会」と「福島から遊びにおいでよ飛騨高山へ実行委員会」のスタッフの方も多く参加されました。
「映画の中では、牛を育てる農家と殺処分した農家との分断があったが、子どもを保養に出すことでも、保養は必要だという人と、もう必要でないという人がいる。その分断の中で多くの人が苦しんでいる」ということを何人もの方が話されました。
「人とのつながりが断絶・断絶の福島で、その分断は国や東電の政策だということを見抜いて、みんなで仲良くすることが未来につながる」
アニマルレスキュー飛騨は、東日本大震災をきっかけに生まれた団体。避難された方も、おいて来たペットを日本中の保護団体に保護してもらったことなどを聞かせていただきました。
参加された方の中には、監督に「時々水の流れるような音がしますがどうしてですか?」という技術的な質問をされる方もあり、製作の裏話的なことも聞かせていただきました。
牛を飼っている農場が維持できているのか?農家の人たちの健康は?牛の健康は?という質問をされる方もいらっしゃいました。
実際に牛を飼っていたり、以前牛の世話をしていたという方も。自分だったらあそこまでできるのか、かなりリアルに感じておられるようでした。
40年前から原発反対運動を続けてきたという方は、
「未だに『何党ですか?』と聞かれる。イデオロギーではない、危ないものは危ない、命が大切」
「イデオロギーでなく、数字など事実だけが出てきた内容がよかった」
それぞれの立場で、いろいろ感じて発言してくださったみなさん。監督から「これをきっかけにそれぞれの人がそれぞれに感じて考えてほしい」の言葉。
今回の会場が「ありがとうの広場すえひろ」だったから来てくださった方も多かったように感じた上映会。遠くからも近くからも、いろんな立場の方に参加していただけました。
そして「すえひろ」の末永さんご一家には、本当にお世話になりました。
防災士として活躍されている末永賢次さんは最後に、「なぜか『ひとごと』になってしまっているのが問題。ハザードマップなども大事だが、行政からの指示だけではなく自分で判断すること。ここで感じたことをここで終わらせず伝えて」と話されました。
ほとんどの方のご意見をメモしてきましたが、ほんの一部だけの紹介になってしまい申し訳ありません
みなさんのお話は、スタッフでシェアして大事な記録にさせていただきます!
ありがとうございました♪
つきいちシネマ8月上映「被ばく牛と生きる」監督のお話です
2018年08月23日

上映会に参加してくださったみなさま、ご協力(共催)してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
書記担当 スタッフ森です
今回は、4回の上映と監督トーク・座談会に全部参加でき、書き残した内容が膨大です
全部を載せたいところですが、参加された方の特権も残しつつ、独断と偏見でざっと紹介という感じになります。(それでも長いです!)どうかお許しください!
まずは、松原監督のトークから紹介します。
どの回にも本当に熱をもって語り、みなさんの話に真剣に耳を傾けておられた監督の姿がとても印象的でした。
はじめは、被ばく牛の映画を撮ろうと福島入りしたのではないという松原監督。
普段は、企業のPR動画や、テレビのドキュメンタリーなど、依頼された映像を撮るお仕事をされているとのこと。
30年程前に仕事で行った相馬野馬追のことが忘れられず、2011年の震災と原発事故の後、「もう野馬追はできないかもしれない」ということを聞いて、事故後の5月に福島へ向かったのが始まりだったとか。
そこで、いろんな牛飼いさんたちに会うことになり、いつしか住まいのある大阪から850〜900㎞の道のりを車で、4年半のうちに50回ほど通って撮影したとのこと。
撮られた映像は、カメラ2台でそれぞれ500時間くらい。
編集には時間をかけ、できる限りベストチョイスをしたとのことでした。
映画そのものは、イデオロギーを排除して事実だけを描くようにしたいと思った。無党派層、迷っている人、いろんな人に間口を広げて観てもらい、考えてもらえるように作った。
チェルノブイリ事故があってから施行された「チェルノブイリ法」は、(国によって内容は異なるようですが)30㎞圏内の強制移住(町は封鎖・消滅)・移住の推奨(助成金制度)・事故にあった人の孫の代までの健康のための助成金など、住む人たちへの長いスパンでの健康を守る制度。
それがない福島。さらに、除染をして町へ人を戻そうとしている。
参加された方から、「子どもの頃、放射能は長い年月なくならないと聞いたが除染に意味はあるのでしょうか?」と質問。
除染されているのが、学校や保育所・平地・農地・道路脇5mなど。
山や林は全く除染されずそのまま。
人間の活動範囲は広い。モニタリグポストの下には鉄板とコンクリートで固められていて、福島の人はその値を信じていない。
除染費用も当初は8000億と言われていたが、2兆3兆とふくらみ、廃炉費用まで含めると100兆とも言われている。
さらに、除染された農地は、削られた表面5〜6センチの土の中に何十年もの農家の成果が詰まっている。
牛飼い農家さんたちのその後についても質問が相次ぎました。
撮影が始まった頃は1000頭ほどいた牛たちも、今は500頭ほどになっているそう。
本来10年〜15年の牛の寿命を全うさせるまで頑張る農家さんたち。
被ばく牛を研究に使うという目的が飼う理由になっているが、その研究費用も少ないため(国からの補助は無し)検体数が少なく、ちゃんとしたデータが取れないことも現実。
牛の繁殖には血統が一番重要。
長い年月をかけて改良に改良を重ねてきた農家さんたちに、牛を殺処分するためのサインをさせるという政策。(口蹄疫や鳥インフルエンザのように強制処分ではない)
取材を続けるうちに、津波被害に遭った町と原発事故の被害に遭った町とは大きく違うと感じた。
ドキュメンタリー映画はシネコンなどでもかからないし、若い人が観に来ない。テレビでもドキュメンタリーは少なくなっている。
さらに、福島のツライ話を「観たくない」「もういいだろう」という雰囲気。映画館でも「人が入らない」ものは上映してもらえない。福島のドキュメンタリー映画は今後ますます厳しくなる。
参加された小さい子どもさんを連れたお母さんから「この子が大人になってからまた観せたい」とのコメント。
貴重な事実を切りとられたこの映画、長く多くの人に観られることを強く願うワタクシでした。
次は、座談会で聞かれたみなさんの意見をご紹介します!
被ばく牛と生きる、ご来場ありがとうございました!
2018年08月23日
【ご報告】
8月つきいちシネマ『被ばく牛と生きる』上映会では多くの皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。
100名を超えるお客様にご参加いただき、つきいちシネマの主催として過去最高になりました。
また、松原保監督のお話により内容がぐっと深まり、座談会もとても充実しました。
心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
カンパにもたくさんのお気持ちをお寄せくださり、5万5276円もの金額をお預かり致しました。
今回の協力団体(青空の下つながろう会、アニマルレスキュー飛騨、福島から遊びにおいでよ飛騨高山へ)の活動にお役立ていただきたく思いますのと、チケット、パンフレットの売上げから諸経費を差し引いて、監督へのお礼とさせていただくことで、牛飼い農家への力になればと思います。

8月つきいちシネマ『被ばく牛と生きる』上映会では多くの皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。
100名を超えるお客様にご参加いただき、つきいちシネマの主催として過去最高になりました。
また、松原保監督のお話により内容がぐっと深まり、座談会もとても充実しました。
心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
カンパにもたくさんのお気持ちをお寄せくださり、5万5276円もの金額をお預かり致しました。
今回の協力団体(青空の下つながろう会、アニマルレスキュー飛騨、福島から遊びにおいでよ飛騨高山へ)の活動にお役立ていただきたく思いますのと、チケット、パンフレットの売上げから諸経費を差し引いて、監督へのお礼とさせていただくことで、牛飼い農家への力になればと思います。

今週末です! 「被ばく牛と生きる」上映会
2018年08月13日
今週の土日上映「被ばく牛と生きる」には、全回に監督の松原保さんが来場!
すべての回で監督のミニトークがあるほか、被災地とつながりのある高山在住のゲストも調整中です。
つきいちシネマで毎回行っている上映後のお話会では、撮影の裏話や現地の現状なども伺えるかも?
ぜひ、お時間の余裕をもってお越しください。
なお、18日14時回は、つきいちシネマ初のバリアフリー上映となります。
映画の中で話される言葉のほか、情景などの音声も字幕に表示されるため、聴こえづらい方、東北地方の言葉になじみがない方にもお薦めです。
お問い合わせ・ご予約は、受付先の風屋が夏季休業に入りましたので、090-4466-5363(杉浦)、または、メール、ブログ、フェイスブックでどうぞ。
つきいちシネマスタッフ、協力団体さまでも、チケット購入・ご予約をいただけます。

「被ばく牛と生きる」あらすじ
福島第一原子力発電所事故により被ばくした牛たちを、国からの殺処分通達に反して生かす決意をした人々。経済的にも精神的にも苦難にさらされながら牛の世話を続ける農家の姿を、およそ5年にわたり追ったドキュメンタリー。
監督:松原保
プロデューサー:榛葉健
音楽:ウォン・ウィンツァン
ナレーション:竹下景子
上映時間:104分
上映日時
8月18日(土)①14時 ②19時
8月19日(日)①10時 ②14時
場所:ありがとうの広場すえひろ
高山市国府町金桶64-1 特選館あじか内
*駐車場あります
ワンドリンク付チケット:一般1,500円 高校生以下1,000円
未就学児は無料(ドリンクはつきません)
チケット販売所
風屋(高山市石浦町7-466)
ありがとうの広場すえひろ
その他協力団体
お問い合わせ・ご予約
090-4466-5363(杉浦)※風屋は夏季休業中
または、tsuki1cinema@gmail.com
ひだっちブログ、フェイスブックへのコメントで。
後援: 高山市 高山市教育委員会 高山市社会福祉協議会
共催(順不同):NPO法人すえひろ、みちのく結心会
協力(順不同): 青空の下つながろう会、アニマルレスキュー飛騨、福島から遊びにおいでよ飛騨高山へ実行委員会、有限会社ブレス
特別協力:伏見七夫氏(獣医)
毎回上映後に希望者で感想をシェアしています。
お時間のある方は、どうぞお話を聞かせてください。
すべての回で監督のミニトークがあるほか、被災地とつながりのある高山在住のゲストも調整中です。
つきいちシネマで毎回行っている上映後のお話会では、撮影の裏話や現地の現状なども伺えるかも?
ぜひ、お時間の余裕をもってお越しください。
なお、18日14時回は、つきいちシネマ初のバリアフリー上映となります。
映画の中で話される言葉のほか、情景などの音声も字幕に表示されるため、聴こえづらい方、東北地方の言葉になじみがない方にもお薦めです。
お問い合わせ・ご予約は、受付先の風屋が夏季休業に入りましたので、090-4466-5363(杉浦)、または、メール、ブログ、フェイスブックでどうぞ。
つきいちシネマスタッフ、協力団体さまでも、チケット購入・ご予約をいただけます。

「被ばく牛と生きる」あらすじ
福島第一原子力発電所事故により被ばくした牛たちを、国からの殺処分通達に反して生かす決意をした人々。経済的にも精神的にも苦難にさらされながら牛の世話を続ける農家の姿を、およそ5年にわたり追ったドキュメンタリー。
監督:松原保
プロデューサー:榛葉健
音楽:ウォン・ウィンツァン
ナレーション:竹下景子
上映時間:104分
上映日時
8月18日(土)①14時 ②19時
8月19日(日)①10時 ②14時
場所:ありがとうの広場すえひろ
高山市国府町金桶64-1 特選館あじか内
*駐車場あります
ワンドリンク付チケット:一般1,500円 高校生以下1,000円
未就学児は無料(ドリンクはつきません)
チケット販売所
風屋(高山市石浦町7-466)
ありがとうの広場すえひろ
その他協力団体
お問い合わせ・ご予約
090-4466-5363(杉浦)※風屋は夏季休業中
または、tsuki1cinema@gmail.com
ひだっちブログ、フェイスブックへのコメントで。
後援: 高山市 高山市教育委員会 高山市社会福祉協議会
共催(順不同):NPO法人すえひろ、みちのく結心会
協力(順不同): 青空の下つながろう会、アニマルレスキュー飛騨、福島から遊びにおいでよ飛騨高山へ実行委員会、有限会社ブレス
特別協力:伏見七夫氏(獣医)
毎回上映後に希望者で感想をシェアしています。
お時間のある方は、どうぞお話を聞かせてください。